Media Interview Hub 声とことばの稽古場 / 大阪・谷町
火–金 14:00–21:30 / 土 10:00–17:00(日・月休) 大阪メトロ谷町四丁目駅 4番出口から徒歩5分 06-6946-3178

息が続かないのは肺活量の問題ではない

机上のマイクとヘッドホン

初回の測定で「肺活量が少ないんです」と言う人は多いです。学生のとき部活で測って以来ずっとそう思っている、と。ところが読んでもらうと、量そのものはたいてい足りています。

足りていないのは配分です。吐き始めの2秒で、持っている息の半分以上を使ってしまう。だから文の後半でなくなる。

どこで消えているか

録音を波形で見ると分かりやすい。文の頭が大きく、そこから右肩下がりで、終わりの2、3文字が地面に着いています。本人は「最後まで言った」つもりでいますが、聞き手には届いていません。

「大きい声を出そう」とすると、頭がさらに大きくなるだけで、傾きは変わりません。むしろ悪化します。

15秒で一文

稽古では、5秒かけて吸い、15秒かけて一文を読み切ってもらいます。長い一文をわざと選びます。15秒はけっこう長くて、最初はほぼ全員が10秒あたりで息を使い切る。

ここで指示するのは一つだけです。最初の一語を小さく出す。それだけで傾きが平らになります。二週間、毎回の冒頭に50文。

変わったかどうかの見方

録音を聞き返すとき、文の最後の三文字だけを聞いてください。そこが聞き取れるようになっていれば、配分は直っています。全体の音量は関係ありません。

それでも足りない人はいます。その場合は姿勢を疑います。肩が上がったまま吸っている人は、量ではなく入る場所が違う。これは対面でないと見えないので、初回だけ谷町に来てもらっています。

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